一方、広瀬は「尊敬する部分が本当にたくさんある先輩。また5年後、〝広瀬200%〟にできるように、ご一緒できるように頑張ります」と笑顔でアンサーを返し、二人の絆を演出たのだが……。

「『ラプラスの魔女』は東野圭吾さんのベストセラー原作の実写版です。公開時、広瀬は上り調子で、櫻井も嵐が活動休止前の全盛期。そんな2人がタッグを組み、当時人気があった福士蒼汰も投入していたため大いに期待されました。ところが、小説では主人公ではない、櫻井演じる大学教授をメインに据えるなどの改変があり、興行収入は14億円までしか伸びず。これまで東野作品の映画化はどれも大ヒットしてきただけに、見事に関係者のアテが外れてしまいました」(映画業界関係者)

 そんな広瀬と櫻井が再びタッグを組んだのが『ネメシス』のドラマ版だったが、もともと、映画化ありきでスタートしていた企画だったとも。

「ドラマも手掛けたプロデューサーは慶応大学で櫻井とは同級生、しかも広瀬の代表作となっている映画『ちはやふる』シリーズを手掛けた。入江監督とも映画『AI崩壊』などでタッグを組んでいる。映画化を見据えた布陣で望んだもののドラマは、初回こそ11%台で二桁を超えたがその後失速。全10話の平均世帯視聴率が8.6%と期待値には届かなかったため、局内では映画化の客入りを危惧する声があがっていた」(日テレ関係者)