その後も、たびたび視聴者から同様の指摘が相次ぎ、「中盤からはヘルメットをかぶるなど、改善が見られた」(同)そうだ。

「第7話は、爆弾テロ事件により“神経ガス”が充満した建物内が舞台になりましたが、MERチームは防護服とマスクを着用して救助活動にあたっていました。しかし途中で、喜多見が患者への処置を優先するためにマスクを外す場面が。当然、ネット上には『いや、ここでマスクを外すのはおかしい』『リアリティなさすぎ』といった声が続出してしまったんです」(同)

 一方、第3話では立てこもり事件が発生。MERチームのほか、警視庁の特殊犯捜査係(SIT)も現場入りしていたのだが、負傷者を運んでいた中、立てこもり犯を一旦逃がしてしまう展開に。

「最終的には身柄を拘束したものの、ネット上には『もっと早く確保できたよね』『医療がメインのドラマとはいえ、警察がポンコツすぎてイライラした』との声が飛び交ってしまいました。そのほか第8話では、音羽が喜多見をかばうため、厚生労働省に“虚偽の報告書”を提出するという展開があり、これに関しても『官僚が嘘つくのはさすがにヤバいでしょ』『音羽って賢いのに、なんでこんな危ない嘘つくの?』などと、視聴者が疑問を呈していたんです」(同)

 SPドラマと映画も、やはりツッコミどころ満載の非現実的展開が用意されているのだろうか。視聴者や観客が盛り上がればいいものの、シラけてしまわないか心配になってしまう。