ほかに厚生労働省のエリート医系技官・音羽尚(賀来賢人)、循環器外科医を目指す研修医・弦巻比奈(中条あやみ)、看護師の蔵前夏梅(菜々緒)にホアン・ラン・ミン(フォンチー)、麻酔科医・冬木治朗(小手伸也)、ERカー(緊急車両)の運転手も務める臨床工学技士・徳丸元一(佐野勇斗)らが登場する。

「連ドラは初回世帯平均視聴率14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好調なスタートを切り、第6話が8.4%まで落ち込んだ以外は、2ケタ台を記録。最終回は19.5%を獲得し、全話平均13.6%という好成績でした。東京が舞台だった連ドラ版に対し、今月28日に公開される劇場版は『TOKYO MER』正式運用から2年後、彼らが横浜みなとみらい・ランドマークタワーでの救命活動に挑む姿が描かれるそうです」(同)

 そんな劇場版公開に先立って16日に放送されるSPドラマは、「TOKYO MER」正式運用後、半年時点での喜多見らの活躍を描いているようだ。TBSとしてはSPドラマで世間を盛り上げ、映画をヒットさせる狙いだろう。

「連ドラ版の視聴率も上々でしたし、SPドラマも劇場版も話題を呼ぶのは間違いないでしょう。ただ連ドラ版放送当時、ネット上では劇中の演出や展開に、視聴者からツッコミが飛び交うという不本意な盛り上がり方をすることが多かったんです。第1話から、爆発事故が起こった解体作業現場で救命活動を行う喜多見の“装備”について『ヘルメットもマスクもなしはあり得ない』『この現場はガスマスク必須でしょう』などと騒がれていました」(同)