詩人・谷川俊太郎の仕事から絵本に焦点を当てた展覧会『谷川俊太郎 絵本★百貨展』が4月12日(水)〜7月9日(日)、PLAY! MUSEUMで開かれる。

1952年に詩集『二十億光年の孤独』でデビューして以来、詩だけではなく、ラジオドラマの台本や記録映画の脚本、歌の作詞、翻訳など言葉によるさまざまな作品を生み出してきた谷川俊太郎。そのなかで「最も自分に向いてると思ったのが絵本」だという。「言葉だけの詩と違って写真や絵が伴うと世界が一挙に広がるし、具体的になる、そこに魅力を感じて絵は描けないけれど、まず何をどう扱うかという絵本のコンセプトを考えて、限られたページ数の中で各場面をどういうイメージで組み合わせるか、また言葉と絵や写真が一緒になることでどんな新しい世界が生まれるかなど、詩を発想するのとは次元の違う興奮がありました」(谷川)。