菊魔様、さっさとやっちまって下さい。俺が代わりになります!!!!

 そこから何やかんやあって遂に小太郎は、自らの出自を村人に明かし邪教集団とのラストバトルへと臨むのだが、そちらが混戦極まる中で遂に、菊魔様もバトルフィールドに舞い降りるのだ。華麗に。そして過剰に。

 様々な感情のもつれ、そして小太郎が抜け忍となった元凶そのものが菊魔様の仕業(でもそれは小太郎の為であった訳であるしあの菊魔様に謀略をはかられてそれをむげにするだなんてやっぱり小太郎は万死に値するぜ)であった事が、熾烈を極める一騎打ちの中で語られる。

 小太郎の精神的な動揺に菊魔様優勢かと思われたが、遂に小太郎も自ら封じていた忍術で対抗する事を決意。そちらが予告編18秒の”大噴火術!!”というシーンなのであるが、そこから先、ホラー/スプラッター(というよりも本作はグロい特撮アクション映画であるのだが。まあ特撮言うてもサメはCGなんすけど)映画に登場する主人公の仇敵たるキャラクターの最期としてサイコーのカタルシスが演出されるのだ。華麗に。そして過剰に。