外務省は先月23日、警察当局の要請を受けてガーシー容疑者に4月13日までに旅券を返納する命令を出していたが、元議員は12日、UAEのドバイにある日本総領事館に「旅券紛失届」を提出。ガーシー容疑者は自身のInstagramでの生配信で、返納の意志はあるが、探しているものの見つからないと事情を明かしていた。実際に旅券紛失届が出されたことで、12日付でガーシー容疑者のパスポートは失効となった。

「不法滞在とみなされる可能性も指摘されていたが、UAEで昨年10月から施行された、最長10年の居住ビザを取得できる『ゴールデンビザ』をクリエーター枠で申請し、取得済み。ガーシー容疑者の代理人を務める高橋裕樹弁護士は14日、自身のYouTubeチャンネルに経緯を説明する動画を公開しており、それによるとガーシー容疑者から相談され、高橋弁護士が総領事館に出向いたようだ。また高橋弁護士は、ゴールデンビザがあるため『不法滞在にはならない』と太鼓判を押している」(週刊誌記者)

 こうした状況を受けてか、14日にはガーシー容疑者が国際指名手配となったと各メディアにより報じられた。警察当局が国際刑事警察機構(ICPO)に要請したと以前に伝えられていたが、ICPOが承認したようだ。これは、身柄の拘束や引き渡しを求めるものではなく、ガーシー容疑者の所在地や行動に関する情報の収集を求めるものだということだという。

「警視庁が捜査員をドバイに派遣する方針であることはNHKまでもが報じており、ガーシー容疑者逮捕に賭ける警視庁の執念がヒシヒシと感じられる」(全国紙社会部記者)