そんな中、かつて勤めていた弁護士事務所の後輩・流川蒼(髙橋)から、弁護士が主人公で、蘭と同姓同名のブログが炎上していると知らされる。しかし、蘭には身に覚えがなかった。そこで、蘭はなりすましのブログ主に会いに行く。その人物は、脚本家の黒澤だった。彼は“絶対に負けない弁護士・神楽蘭”として、裁判に勝ったエピソードの数々をブログにつづっていた。黒澤は悪びれもせず、自分の作品としてブログを書いていると主張。さらに、蘭に対して「お前が名前を変えろ」と言い出し、蘭は困惑するばかり。そこに成宮美咲(森カンナ)という女性が訪ねてくる。美咲は、黒澤が書いている“神楽蘭のブログ”を読んで依頼に来たのだった。

 ウエディングプランナーの美咲は、あるカップルの結婚式を担当。しかし、式の1カ月前にダブルブッキングが判明する。怒ったカップルは、美咲の会社のせいで結婚式が直前でキャンセルになったことをSNSに投稿。会社の悪評が広まるだけでなく、ダブルブッキングは美咲のせいだというデマまで流され、誹謗(ひぼう)中傷を受けた美咲は追い詰められていた。