『崖の上のポニョ』の舞台とされる鞆の浦や、『千と千尋の神隠し』に登場する”油屋”を彷彿とさせる金具屋、『ラピュタ』の世界を思わせる猿島など、ジブリファンにおすすめの国内にあるジブリの舞台&ジブリっぽい場所をご紹介します。
1.鞆の浦(広島)
古くから”潮待ちの港”として栄え、江戸時代の趣ある建物や港湾施設がのこるノスタルジックな港町。スタジオジブリの宮崎駿監督が『崖の上のポニョ』の構想段階にたびたび鞆の浦を訪れており、映画中には鞆の浦の風景を彷彿とさせる場面が登場しています。街を歩いて、ぜひ映画の風景を探してみて。
また「桝屋清右衛門宅」をはじめとする坂本龍馬ゆかりのスポットや、映画・ドラマのロケ地にも使用されるシンボルの「常夜燈」、そして瀬戸内海国立公園を代表する景勝地「仙酔島」なども見どころです。
2.江戸東京たてもの園(東京)
園内に30ほどの復元建造物が並び、まるで昭和や大正、明治の時代にタイムスリップしたような町歩きが楽しめる「江戸東京たてもの園」。園内にある下町の居酒屋「鍵屋」は、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』で、千尋の両親が廃墟となったテーマパークで料理を食べることに夢中になり、豚になってしまうシーンで使われたと言われています。
また『千と千尋の神隠し』のメインの舞台”油屋”のモデルと言われる銭湯「子宝湯」、そして千尋とカオナシが乗った電車のモデルとなったと言われる電車も展示されており、ジブリファンにもたまらないスポットです。
3.白神山地(青森)
白神山地とは青森県から秋田県にかけて広がる、標高1000m級の山岳地帯。ジブリ映画『もののけ姫』の主人公・アシタカの故郷のモデルとなったことでも話題になり、多くの観光客が訪れています。
ブナの原生林が生い茂る森の中には、樹齢400年とも言われる巨木「マザーツリー」や神秘の池、大迫力の滝など、自然が育んだ神秘的な世界が広がります。1993年には屋久島などと共にユネスコ世界自然遺産に日本で初めて登録され、国内外問わず知られるようになりました。