「車窓からの景色も旅の醍醐味(だいごみ)。寝台列車に乗るのも初めてで、わくわくする一方で『落ち着いて眠れるかな』っていう不安もあったんですけど、電車の揺れが気持ちよくて、気がついたらもう到着寸前という感じでした(笑)。すごい熟睡感がありましたね。飛行機で移動時間が短縮できる時代に、異国の地でこうして電車に乗って一つ一つの街を目指していく…駅に降り立った時のその街の景色がまたそれぞれに違っていて、そういった楽しみ方や発見がありました」。
道中では、線路上の“傘たたみ市場”として知られるメークロン市場など、特徴的な市場も訪れる。中でも印象に残っているというバンコクにある水上マーケットでは、水路に住む人の自宅を訪問し、現地の人々と触れ合い、その暮らしを体験した。その水上マーケットでは、タイならではの買い物も満喫したという。