13.村田町伝統的建造物群保存地区

先述した国営みちのく杜の湖畔公園から、車で15分ほどの場所に、みちのくの小京都の一つとされる、村田町があります。村田町は、かつて紅花(べにばな)取引で繁栄した町で、仙南地方の紅花集散地でした。そして江戸時代には、山形、仙台に通じる街道の要衝地であったことから、多くの物や人が行き交った歴史があります。

村田町の伝統的建造物群保存地区は、当時のその様子を伝えるエリアで、町の中心部である荒町(あらまち)と本町(もとまち)にわたる東西約180mの区間です。村田町の特徴は、間口が狭く、奥行きが長い短冊状の敷地。店は表通りに沿って建てられ、主屋はその背後に建ち並びます。趣ある街並みでのお散歩を楽しんで。

14.長老湖

江戸時代に宿場町として栄えた七ヶ宿町にある長老湖は、縦に長細い形をした湖で一周およそ2km。周囲にはブナ、ナラ、カエデの木々が生い茂り、夏には緑、秋には紅葉を楽しめる湖です。

湖畔を一周する散策路が整備されており、東北一大きな吊り橋であるやまびこ吊橋へも行くことができます。またこの湖では貸しボートがあり、30分から楽しめます(有料)。

15.武家屋敷通り(登米)

2021年春に放映開始したNHK朝ドラ『おかえりモネ』の作中で、モネが自転車で通勤していたのが「武家屋敷通り」です。大通りに面した水沢県庁記念館から始まり、登米懐古館前を過ぎ、警察資料館まで続く道のり。風情あるこの通りの近辺には観光スポットが点在しているので、ぜひお散歩デートのプランに加えてみて。