フリーランスになろうと考えたきっかけ
キャリアコンサルタント取得にあたり、資格取得講座にも申し込みました。コロナの影響でオンライン講座を選ぶこともできましたが、せっかくならオフラインで学びたくて。異なる環境で働く人たちと交流したい、という思いが強かったんです。
講座には予想していた以上にいろんな人がいました。60代の会社役員、一般事務からのキャリアアップを目指す30代、老後を見据えて再学習に励む50代ー。当時30歳だった私がまさかの最年少だったこともあり、クラスメイトから大いに刺激を受けました。
私よりずっと年上の人たちが、貪欲に学び、新しいキャリアに挑戦している。30代の自分にはまだいろんな可能性があり、キャリアの選択肢もあるはず。興味のある仕事に果敢にチャレンジできる、そんな働き方を選ぼうー。
彼らとの出会いが、フリーランスになることを決意する大きなきっかけになりました。
フリーランスになることを意識しはじめたもうひとつのきっかけは、FPの勉強をしたことです。
不動産や相続、個人資産運用、税金、年金ー。暮らしと直結するお金について改めて学ぶうちに、自分は毎月の給料でやりくりすることだけ考えてきたけれど、経営者である社長はもっと広い視野でお金について考えていて、その分豊富な知識があるんだ、と気づいて。
「私も自立してお金やライフプランについて考え、コントロールできたら面白そう!」
そんな純粋な興味が生まれたんです。
実際には面白さよりも大変なことのほうが多いでしょうけれど、苦労をするのも、経験のひとつかなと。お金について当面の目標は、確定申告をきちんとできるようになることですね(笑)
フリーランスとしてやりたいこと
今後も仕事の軸はキャリア支援に置きつつ、あえて業務内容を狭めずに、いろんな仕事にチャレンジしたいと考えています。これは資格講座で出会った年上のクラスメイトに
「30歳なんて全然若い、自ら可能性を絞ってしまうなんてもったいない!これからの仕事の方向性をまだまだ模索してもいい年齢だよ」
と言われたことが、大きく影響しています。複数の企業から仕事を請けつつ、いつかオリジナルのサービスを作りたいという思いもありますね。
ただ、今回は「転職」ではなく「フリーランスになる」という道を選択しましたが、この先、またどこかの企業に属して働く未来もあると考えています。その時々の状況に応じて柔軟に働き方を選べる自分になることも、今後の目標のひとつです。
キャリアに悩む20代へのメッセージ
前職を辞めた時は、誰でもできるアルバイトを探すしか選択肢がありませんでした。
でも今は転職・採用支援の仕事を通じて様々な事業モデルを知り、営業職という立場から会社に利益をもたらす仕組みが把握できるようになりました。資料作成の技術や交渉力・提案力といった実務スキルも身につきました。
振り返ってみれば、20代後半から30代前半にキャリアアドバイザーの仕事を経験できたことは、本当にラッキーでした。プロ意識が強いチームの中で、高いパフォーマンスを求められるプレッシャーに悩んだこともあります。でも、その環境で踏ん張っていなければ、フリーランスになる考えは持てなかったかもしれません。
今20代の方に伝えたいのは「何ができるのか分からない時期があったとしても、諦めずに考えたことすべてが糧になる」ということ。
アルバイトしかできなかった時期は、楽しさと同時に悔しさも感じていました。そんな経験さえも、後の選択に活かせている実感があるんです。
うまくいかなかった悔しさをバネにして、新しいことに取り組む。そんな前向きな姿勢や気持ちがあれば、周りもその想いに応えようとサポートしてくれるのではないでしょうか。
私自身のキャリアも、まだまだこれから。20代に感じたことを忘れないように、次のステップに進みたいと思います。
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