『Dr.チョコレート』は坂口健太郎主演、秋元康企画・原案のオリジナルドラマで、前期に酷評されたTBS日曜劇場『Get Ready!』を想起させる“闇医者モノ”というところが影響したのか、TVerお気に入り登録者数、Filmarksクリップ数ともにいまひとつ。なおこちらは、坂口演じる義手の元医者が、天才的外科医の腕を持つ10歳の少女=Dr.チョコレート(白山乃愛)を始めとしたクセモノ医療チームの代理人となり、「現金1億円」「秘密保持契約書へのサイン」「相応のチョコレート」の条件でワケあり患者を助けるというストーリーだ。

 そして最後に、民放GP帯ドラマで唯一、本注目度ランキングのトップ15入りできなかったのが、22位という結果となったテレ朝の木曜ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(4月13日スタート)。桐谷健太と東出昌大W主演の『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(2020年)の続編にあたるが、前作は放送直後に東出の不倫騒動が起こり、ミソがついてしまった不幸な作品だった。今回は東出は降板し、代わってエリート検事役に中村アン、さらにドS判事役として吉瀬美智子が加わる形だが、TVerお気に入り登録者数は21位、Filmarksクリップ数は17位と、民放GP帯の春ドラマではもっとも注目度の低い作品となってしまった。前作は福田靖のオリジナル脚本は好評だっただけに(今作も続投)、放送が始まれば巻き返していけるだろうか。