清野菜名主演の『日曜の夜ぐらいは…』は岸井ゆきの、生見愛瑠(めるる)との3人の女性の友情を描く、岡田惠和脚本のオリジナル作品。フジテレビ時代に『のだめカンタービレ』『CHANGE』『最高の離婚』『問題のあるレストラン』などを手掛けてきた清水一幸氏の企画・プロデュース作で、Filmarksクリップ数では『ラストマン』に迫る3位と思いのほか注目度が高い(TVerお気に入り登録者数は18位)。
『エルピス』や『罠の戦争』で勢いのあるフジ月10枠の新作『合理的にあり得ない』は主演の天海祐希が松下洸平とバディを組む刑事モノで、今期は『教場0』『ラストマン』『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』もあるだけにやや分が悪いか。脚本は、高評価を得たフジ月9『監察医 朝顔』シリーズや、戸田恵梨香×永野芽郁の『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』、山下智久主演の『正直不動産』など絶好調な根本ノンジだけに、放送が始まれば人気が集まるかもしれない。
芳根京子主演の『それってパクリじゃないですか?』は、知的財産をテーマにした同名小説の映像化で、視聴者目線に立つ知識ゼロの主人公を芳根が、弁理士資格を持つ知的財産のプロを重岡大毅(ジャニーズWEST)が演じる。商標や特許侵害など、特にこのご時世に興味深い題材だが、TVerお気に入り登録者数では19位、Filmarksクリップ数も9位と、事前の注目度はいまひとつのようだ。重岡も出演していた『これは経費で落ちません!』の中島悟が演出に入っており、同様のお仕事ドラマとなりそうだ。
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