3月に発表された「TVerアワード2022」では2年連続でバラエティ大賞に輝いており、「バラエティ番組の中で再生数が圧倒的1位」と説明されていた『水ダウ』。実際、クロちゃんの「モンスターラブ」最終回が放送された昨年12月21日の回は、配信開始から5日で200万回再生を突破し、バラエティにおける史上最速記録を打ち立てたことも。連ドラ放送期間でもドラマを押しのけてTVer総合ランキングで首位を獲ることも珍しくない。その人気はお気に入り登録者数にも現れており、現在、全番組で最多となる296万人(4月7日0時時点/以下同)。なお、昨年11月頭の時点では189万ほどで(このとき『silent』が初めてお気に入り登録者数200万人を突破)、この5カ月で100万人以上もお気に入り登録者数が増えており、TVer自体の勢いもうかがえる。
『水ダウ』は4月1日(土)~4月7日(金)週でも、首位の『アメトーーク!』と僅差で2位となっており、改めてその強さがうかがえた。
その4月1日(土)~4月7日(金)週で1位となり、3月25日(土)~3月31日(金)週でも2位だったのがテレ朝の『アメトーーク!』だ。興味深いのは、『水ダウ』に大差をつけられ2位となった3月25日(土)~3月31日(金)週では、23日に3時間SP(絵心ない芸人&徹子の部屋芸人)もあったにもかかわらず伸び悩んだのに対し、通常回のみが対象となった4月1日(土)~4月7日(金)週のほうが圧倒的に人気だったこと。企画内容や出演者が放送回によって大きく変わるバラエティならではの結果といえるかもしれない。『アメトーーク!』は一時期「最新放送の見逃し配信はしない」というスタンスを取っていたが、今年1月12日よりTVerでの最新回見逃し配信が始まっている。このTVer人気は、やはり需要がそれだけあったことの裏返しでもあるだろう。