――皆さんが学生時代に悩んでいたことや、それを解決するためにされていたことはありますか?

内村 「自分は乗り越えてなかった気もしますけど…失恋した時は、ただただ歯を食いしばって乗り越えましたね(笑)。うちの親は寛大で、『映画関係の仕事に就きたい』と言った時も、熊本のすごい田舎の高校生だったんですが、(家業の)『酒屋を継げ』とかも言わず、送り出してもらったのはラッキーだったかな。だから、乗り越えたっていうよりも、親がよく許してくれて、送り出してくれたことに感謝していますね」

松村 「学生時代は特に夢を追いかける思いがすごく強い時期だったんです。いまだにそうではあるんですが、当時は特に将来に対して不安を抱いていたり、本当にこのままこの職業を続けていいのかなとか。そんなことを考えると、何も手につかなくなったりして。当時はとりあえず先のことよりも、目の前の頑張るエネルギーみたいなものを探しながら、毎日頑張っていた覚えがあります」

広瀬 「私は友達関係ですごく悩んでいた時期がありまして。その時は親に話していました。親とは友達みたいな感じでなんでも話せる関係で。すごく助けられたと思います。『学校に行きたくない』と言っても、『行ってきなさい!』と背中を押されて行かされていたんです。今となっては、それがありがたかったな、そのおかげで強くなれたなと思います」