冒頭、世界的ヒット作の日本オリジナル版主演にあたり、「プレッシャーを糧に演じたい」と述べた稲森。「日本の女性が、日本の生活風土の中でどう感じ、どう行動していくのかを考えて、感じて、演じたい」と語ると、吉沢も「陽子には、稲森さんだからこそ出せる“耐え忍び”を感じる」と、稲森が扮(ふん)するからこその、ヒロインの魅力を表した。
吉沢は、昂太について「理解するのは苦しい」と正直に発言。脚本にひかれてオファーを引き受けたものの、各国版で話題となった「最低最悪の不倫夫」を演じる苦労を明かした。衣装合わせの際に“昂太の裏設定”を配布され、プロデューサーを交えて役について話し合ったという吉沢。理央への「説き伏せるくらいのキス」も必見だ。
優希も、ともすれば「ただの嫌な女」になりかねない理央を演じるため、「昂太に『理央には俺がついていなきゃ』と思わせる瞬間があった方がいい」と、監督から助言を受けたとのこと。「昂太を自分のものにしたい。その根本にある純粋さと若さゆえの危うさを大切にしたい」と役と向き合っている姿勢を見せた。
最後に、稲森は「傷つきながらも手を抜かず、復讐していくヒロインが狂気的だけれど魅力的。ここまでに至る女性の気持ちは共感できるので、心情を丁寧に演じたい。視聴者の方が、自分ではできないような復讐を私を通して経験して、爽快感を味わってほしい」と見どころを語った。