そんな時代背景を念頭に、光琳が京都の高級呉服商に生まれて間もない頃、幕府御用絵師の狩野探幽が60歳の時に描いた《両帝図屛風》や、光琳が画家を目指した頃に宮廷周辺で流行っていた草花図、さらに光琳の弟子で、円山応挙が「名手」と認め、光琳の弟・乾山の焼き物の絵付けも行った渡辺始興の作品なども公開。同時に、18世紀前半の京都のトレンドとなっていた室町回帰の風潮や、元禄年間頃の伊勢参りの様子を描いた《伊勢参宮道中図屛風》などで、光琳の生きた時代の息吹を紹介する。
なお根津美術館では、5月9日(火)から5月14日(日)、19:00までの夜間開館も行われる。その他の追加催事や、同時開催の展覧会情報は、美術館ホームページで確認を。
<開催情報>
特別展『国宝・燕子花図屏風―光琳の生きた時代 1658-1716―』
会期:2023年4月15日(土)~5月14日(日)
会場:根津美術館
時間:10:00~17:00、5月9日(火)~5月14日(日)は19:00まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜(5月1日は開館)
料金:オンライン日時指定予約一般1,500円、大高1,200円
提供元・ぴあエンタメ情報
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