また、ネット上には「役者さんたちは魅力的なのに、設定や内容がわかりづらかった」「俳優の演技は悪くない。でも、イマイチ世界観に入り込めなかった」「昭和ライダー世代だけど、期待はずれ」といったネガティブな感想も多い。
「その庵野氏ですが、3月31日にNHK BSプレミアムで『ドキュメント「シン・仮面ライダー」~ヒーローアクション 挑戦の舞台裏~』が放送され、制作現場の密着VTRが公開された際、ネット上には『庵野さんひたすらダメ出しばかりでキツい』『指示は出さないくせに意思だけは押し通す上司とか、嫌になりそう』『庵野監督の言動、ただのパワハラとしか思えない』などと批判が寄せられていました。庵野氏のファンからは『もともとそういう人』と理解を示すような声も出ていたものの、『時代に合っていない』と感じる視聴者は少なくなかったようです」(同)
公開後の興行成績が芳しくなく、さらにドキュメンタリー放送によって庵野氏への批判が高まる中、今月5日に満氏が「映画シン・仮面ライダーが賛否両論あるのは理解しています。3/17の先行封切からまだ1か月も経過していません。ただ、SNSなど不特定多数の方に目に触れる場でのネガティブな書込みは、お控えいただきたい。どうかフラットな気持ちでご覧ください」と異例のツイートをしたことで、さらなる波紋を呼んでしまった。
「ネットユーザーからは『誹謗中傷はダメだけど、つまらないものをつまらないとすら言うなとか何様』『それが結果だと受け入れるべき』といった反論が続出。また、『「フラットな気持ち」で映画を見てほしいなら、ポジティブな書き込みもダメなのでは? ネガティブな書き込みだけ禁止したがるのは言論統制にあたらない?』という指摘も見られます」(同)
満氏はその後のツイートで、自分も「残念な映画」を見たことはあるが、「その残念な内容や酷評を少なくともweb上では吐き出した記憶はありません」と主張。しかし、『シン・仮面ライダー』を見て「残念」と感じた観客が実際にいる以上、ネガティブな書き込みを禁じたところで、集客アップには期待できそうにないだろう。果たして同作は興行成績をどこまで伸ばせるのだろうか。