「『風間公親-教場0-』の視聴者が、『月10』枠で放送される天海祐希主演の『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』(4月17日スタート)にも流れてくるとみられる。『風間公親-教場0-』との相乗効果は十分あり得ます」(スポーツ紙記者)

 一方、フジドラマの中には、もう1つヒットの可能性を秘めている作品があるという。

「奈緒主演で、4月13日に放送を開始する『あなたがしてくれなくても』です。原作は漫画家・ハルノ晴氏の同題作品(双葉社)。放送枠は、視聴率面で苦戦が続く『木曜劇場』なので、コケる可能性も十分ありますが、業界内では“大穴”とみられているんです」(同)

 同ドラマは、かつてフジでヒットした『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』と同じ“不倫モノ”。奈緒以外の脇を固めるのは永山瑛太、岩田剛典(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、田中みな実で、「ゴールデンプライム帯のドラマにありがちな“人気の清純派”を集めたようなキャスティングとは一線を画す、アダルトな印象の面々が集っており、制作陣の本気度が伝わってくる。ドラマ自体も攻めた内容になっているのではと期待させます」(同)。

 今回、当たり候補として、『風間公親-教場0-』『ラストマン-全盲の捜査官-』『あなたがしてくれなくても』の3作品が挙がったが、まったく別のドラマが“ダークホース”として話題をかっさらうのか――4月期の各ドラマの初回放送を心待ちにしたい。