「同作は、福山雅治演じる全盲のFBI特別捜査官・皆実広見が、警視庁刑事・護道心太朗(大泉洋)とともに難事件解決に挑む“新時代の痛快バディドラマ”。昨年4月期に、同じ日曜劇場でヒットした『マイファミリー』(嵐・二宮和也主演)などで知られる黒岩勉氏が脚本を担当する、1話完結の完全オリジナルストーリーです」(同)

 このように、業界内から注目されている春ドラマの筆頭は『風間公親-教場0-』と『ラストマン-全盲の捜査官-』だというが、それぞれ主演を務める木村と福山は、もともと“視聴率王”と呼ばれる存在だった。

「しかし近年、両者は主演ドラマで“不発”に悩まされるケースも。木村は、昨年4月期の『未来への10カウント』(テレビ朝日系)で初めて主演ドラマで1ケタ視聴率を記録してしまい、一方の福山も、19年4月期のTBS日曜劇場『集団左遷!』が、人気枠にもかかわらず視聴率が伸び悩み、全話平均が2ケタギリギリという事態に。しかし今回、木村はスペシャルドラマが好評だった『教場』シリーズの最新作、福山も昨今のドラマ界では鉄板の“刑事モノ”でそれぞれ主演を務めるとあって、コケる要素が見当たらないんです」(同)

 ちなみに、どちらも視聴率2ケタ獲得を確実視されているようだが、「人気シリーズからの“続きモノ”という安定感があるだけに、『風間公親-教場0-』のほうがより高い数字を見込まれている」(同)そうだ。また、同作にはほかのドラマへの好影響も期待されているようで……。