「ソドム」とは旧約聖書に登場する街の名前で、「退廃」や「悪徳」の象徴とされる言葉。福士蒼汰が主演を務める「弁護士ソドム」は、“ソドム”と呼ばれる型破りな詐欺加害者専門弁護士が、周りから弱者を食い物にする詐欺加害者の味方をし、裁判で勝たせていくスリリングなリーガルサスペンスだ。小田切渉(福士)は、詐欺加害者専門の弁護士。金にならない仕事は全く引き受けない。刑事弁護を儲からない仕事とけなし、民事弁護を中心に活動している。詐欺加害者を弁護するということは、だまされた弱者ではなく、だました側に味方するということ。その人道にもとるやり方や、強引な手法・拝金主義から、法曹界では悪徳弁護士、別名・ソドムといういまわしい名前で呼ばれている。しかし、詐欺師を専門に弁護するという人道にもとるような仕事を選ぶのは、ある目的があったからだった――。渉が詐欺加害者専門の弁護士になったのはなぜか? 彼の真の目的とは?
高岡が扮(ふん)するのは、渉の母であり、人権派弁護士・小田切翔子。高岡は「今作の企画書に『何が徳で何が罪なのか』とありましたが、“愛する者の死”は、時にそのようなことが頭の中に混在して、人を狂わすこともあるだろうと考えさせられました」と語り、「物語の中では、母親を演じさせていただきますが、主人公の人生に多大な影響を与えた人物なので、役の上でもオフの時も、福士さんといいコミュニケーションを取ることができればと思います。そして、視聴者の皆さまにも、物語の根底にある愛が伝われば大変うれしいです」と期待を寄せている。
また、勝村が、謎の失踪を遂げた渉の父・小田切宏を演じる。勝村は「謎を抱えた渉がとても魅力的で、悪なのか、善なのか、どこまでが本当なのか、どうなっていくのか、とても面白い本でした。福士蒼汰くんと高岡早紀さんとは、何度も共演させていただいているので、とても楽しみで、安心感もあります。今後の展開も楽しみです。なぜ失踪したのか…まだ最後まで台本ができていないのですが、そこがポイントになるでしょう。一度見たら、最後まで見たくなる脚本です。渉がなぜこういう弁護士になって、この後どう変化していくのか、目が離せなくなるでしょう」と見どころを伝える。