新生活をスタートさせ、慌ただしい毎日を過ごしている人が多いかと思われます。自分ではしっかり睡眠をとっている気になっていても知らず知らずの内に眠りが浅かったり、睡眠時間自体がちょっと足りないなんていう「隠れ睡眠不足」が増えるこの時期。事前に察知して対処していきましょう!
■実は危険!毎日ちょっとずつ寝不足だと・・?
徹夜をしたり、意図的に睡眠時間が足りない日があると人は意識して寝不足を解消しようとします。しかし、毎日じわじわと睡眠不足が続いているとどうなるでしょうか?
アメリカ・ペンシルバニア大学の研究では1日の睡眠時間が異なる複数のグループの反応速度を測るテストを行った結果、6時間睡眠を10日間続けたグループは1日徹夜した人と同じくらい集中力・注意力が悪化していたことが分かったのです。
6時間睡眠が当たり前になっている方も多いのではないでしょうか?
普段、昼間に眠くなる…という覚えがあればそれは「徹夜明けと同等の寝不足」だからということなのです。
■寝溜めや貯金はできる?
お金の様に、寝不足を補うように先取りで沢山寝たり後からたっぷり眠る事で改善する事は可能なのでしょうか?
様々な研究が行われているようですが、専門家の見解では「補充睡眠」は一定の効果がある、と考えられているようです。残念ながら「徹夜する前の日にいっぱい寝ておく」はそこまで大きな意味がないようです。
但し、長時間眠る事で生活リズムが乱れたりするなどデメリットもあるため日頃からの積み重ねに注目すべきです。
■寝不足解消のための日々の取り組みとは?
慣れない環境での生活や仕事、ストレスは睡眠を浅くしたり入眠を妨げます。そこで生活環境を「眠りやすくする」よう整える事で自然と眠りを誘うような生活を心掛けましょう。
入眠の2時間ほど前に入浴を済ませる
疲れていても忙しくても、シャワーで済ませず湯船に浸かる。そして適度な水圧で身体全体を刺激血行改善することで、老廃物を体外へ排出しましょう。
湯上りのストレッチやヨガを取り入れる
腰痛や肩こり対策にもなりますが、毎日5分でも10分でも身体をほぐすようにストレッチしていくと、入浴同様に身体のコリが改善して眠りを誘いやすくなります。この時ゆっくりと呼吸を重ねる事も、リラックス効果があり眠りやすさに繋がります。
部屋を暗くしてスマホも極力見ない
人によっては難しいかもしれませんが、体感でかなり効果があります。入浴前に部屋の電気を少し暗くしたり間接照明だけにするなど「夜の環境」を作ります。合わせてスマホをなるべく見ないようにすることでブルーライトをカット。我が家も5歳の娘の寝つきが悪かったのですがこれを始めてから劇的に眠りが早くなりました!
カーテンは少し開けて眠り、朝日で目覚める
住環境次第ですが、朝陽が差し込む位置にベッド・布団を置けている方は日が昇ると部屋が明るくなるように調整してから眠りましょう。じわじわと部屋の中が明るくなっていくと目覚ましで急に起こされる時以上に、スッキリと・自然と目が覚めます。
こちらも部屋を暗くした時同様、我が家では娘の寝起きも良くなりました。