『罠の戦争』1位で有終の美、『スタンドUPスタート』は最後まで振るわず
今回の結果は以下のとおり。今週も先週に引き続き、トップ10に縮小してお伝えする。
大半の冬ドラマが終了した影響で、ガラっと入れ替わりを見せた本人気ランキングだが、首位となったのはやはりというべきか、3月27日放送の第11話で最終回となった草彅剛主演の『罠の戦争』。『ブラッシュアップライフ』と『星降る夜に』が接戦を繰り広げていた時期は5位が定位置で、終盤は7位にいることが多かったが、上位作品がいずれも最終回のTVerでの配信期間が過ぎたことで、繰り上がり上位となった形だ。とはいえ、オリコンによる「ドラマ満足度ランキング」では上位常連(最終回直前の第10話は首位に)であるとおり、最終回まで満足度の高い作品だったといえるだろう。
対抗作がなかったためか、『罠の戦争』は最終回放送翌日の28日から30日まで3日間、TVer総合ランキングの1位に座り続けていたが、これはある意味TVerにおけるドラマ人気の強さも示している。それは、多くのドラマが放送を終了しても、代わって、再配信されている過去作品が人気となっている状況からもうかがえ、本人気ランキングでは今週2位に、菅田将暉主演の昨年1月期の月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』がジャンプアップ。もともと『ミスなか』は、『silent』の化け物級の記録(累計7300万回)が出るまでは、TVerの累計再生数4222万回を記録して当時の歴代記録を大きく更新していた人気作。さらに、劇場版が9月公開になるため復習需要もあるだろうし、一時休養していたことで菅田の出演作が少しの間途切れたことによる需要も影響したのかもしれない。TVer総合ランキングでは最終回の第12話が最高2位まで上昇していた。
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