歩いたり動いたりしている内に、浴衣がはだけて着崩れしてしまう。そんな悩みをスッキリ解決します。今回は、浴衣がはだける原因と対策や、簡単な直し方をご紹介します。ちょっとしたポイントをおさえるだけで、浴衣を楽しむことができますよ!ぜひ参考にしてください!
浴衣がはだける原因は?
原因①歩き方
浴衣がはだける一番の原因として、考えられることは、歩き方です。普段、洋服を着ているときと、同じように歩くと、浴衣は、はだけやすくなってしまいます。浴衣を着たとき、自分の歩幅を見てみてください。歩くたびに、浴衣の裾から、スネや、太ももが出てしまっている人は、歩幅が大きいです。
大また歩きを繰り返すことで、浴衣は段々と着崩れていきます。浴衣を着たときには、歩幅を小さくして、内またで歩くのがポイントです。また、立ったり座ったりするときの動作にも、注意が必要です。タクシーや電車など、座席に座るときには、背もたれに寄りかからずに、浅めに座ってください。
原因②腕の動き方
浴衣がはだける原因として、次に考えられるのが、腕の曲げ伸ばしです。食事をするときや、遠くの物を取るときなどに、大きく腕を伸ばしていませんか?その動きで、浴衣の脇がズレ、着崩れを起こしてしまいます。高いところに手を伸ばすなどの、上下運動も控えてください。
浴衣がはだける前に!着崩れ防止対策5選
対策①コーリンベルト
京都きもの町(キョウトキモノマチ) メッシュコーリンベルトピンク
浴衣がはだける前にしておく対策として、一番有名なのが、コーリンベルトです。その中でも、通気性のよいメッシュタイプのコーリンベルトは、浴衣や夏の着物を着付けるときに、ぴったりの夏用素材です。美容院などで、着付け師さんに着付けてもらう場合には、このコーリンベルトを、浴衣と一緒に持って行ってください。
対策②和装ブラジャー
株式会社ハセガワ 浴衣や暑い日にピッタリ汗取り「和装ブラジャー」
胸元の着崩れ防止はもちろん、浴衣姿を美しくするためには、体型補正の、和装ブラジャーがおすすめです。夏にぴったりの汗取りガーゼを使用しているので、汗をたくさん吸い取ってくれるので、とても快適です。背中や、胸元は、汗をかきやすいところなので、このタイプの和装ブラジャーがおすすめです。
代用品として、スポーツブラジャーを使う人もいますが、胸元の着崩れを最小限にしたいのであれば、この和装ブラジャーを使うことを、おすすめします。「下着なんて何でもいいのでは?」と思う人にほど使ってもらいたいアイテムです。
対策③腰パッド
浅草きもの市 腰パッド(メッシュ)ベルト付き
腰パッドと呼ばれる、腰周りを補正するパッドです。通気性のよいメッシュタイプの腰パッドは、浴衣や夏の着物を着付けるときに、ぴったりの夏用素材です。ウエストの着崩れ防止対策として、必ず腰パッドで補正してください。どうしても用意ができないという人は、ハンドタオルと、腰紐で代用してください。
細身の人は、少なくともタオルが2~3枚は必要になると思います。着付けてもらうときには、できるだけタオルを多めに持って行ってください。タオルも、夏用の涼しげなの素材を選ぶのがポイントです。ウエストが太く見えるからイヤだと、補正しない人もいますが、浴衣や着物は寸胴に着るのが一番美しいのです。
対策④裾よけ
KYOETSU 肌着夏用洗える裾よけ
夏にぴったりの麻素材の裾よけです。麻は通気性もよく、汗を吸収しますので、とても着心地がいいです。浴衣の下にもう1枚着ると、暑いのではないかと思う人もいるかもしれませんが、足元が汗でベタつくと、浴衣の裾が肌にまとわりついてしまい、とても気持ちが悪いです。裾よけを着ることで、裾がまとわりつかず快適です。
対策⑤ヘアゴム
Viragio(ヴィラジオ) ヘアゴム
帯を結び終わったら、左右のリボン部分の中心で、クロスになるように、ヘアゴムをかけると帯が安定します。自分でかけるのは難しいので、着付けるときに、着付け師さんにお願いしてみてください。浴衣や帯と合うヘアゴムにしておけば、違和感なく着崩れ防止ができますし、帯のワンポイントにもなりますよ。
浴衣を着付けるときには、どんなアイテムが必要になるかを、絶対必要なもの・代用可能・あると便利・オシャレ度アップなどに分けて、ご紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください!
はだける浴衣の直し方は?
直し方①安全ピン
Hellery 安全ピンブローチ
浴衣が着崩れた後の直し方で便利なのが、安全ピンだと考えられます。安全ピンを何個か持っておいて、着崩れてしまった部分を留めるのもアリですし、初めから、オシャレな安全ピン型ブローチを使用すれば、着崩れ防止にもなります。どうしても胸元が着崩れてしまう、という人は最初から着けてみてください。
直し方②タオルハンカチ
日繊商工 やわらかガーゼのハンカチ
腰周りの直し方として最適なのが、タオルです。着付けるときに補正をしていても、帯がゆるんで隙間ができてしまうことはよくあります。浴衣と帯の間にタオルを差し込んでください。持ち歩きが便利なので、タオルハンカチをおすすめしていますが、大きくゆるんでしまった場合は、多めにタオルをいれてください。
胸元が開いてしまったときには、おはしょりを両手でつかみ、下に引っ張ると、胸元の着崩れが解消しますが、それでもゆるみが残る場合には、タオルを胸元に入れるという直し方もあります。