――咲良を演じる上で大切にしていたことはありますか?
「撮影中はワンシーンごとに悩みながら演じることが多かったです。1人の女性としてどういうふうに生きていきたいかということと、がんを宣告された夫にどんな表情と話し方で伝えれば咲良らしく見えるのかなというのは毎日の課題だったと思います」
――咲良を演じて共感した部分を教えてください。
「咲良の、がん患者の夫に気を使いつつも、最後は自分の意見をしっかり発言するというのは似ていると思います。でも、咲良と拓哉はがんになってからお互いに言い合えるようになった夫婦だとも思うので、自分の意見をきちんと言えるようになったのは彼女の成長だと感じています」