最後に紹介するのは、コーセー「ジュレーム」シリーズ。
街角で出会った女性の髪の美しさに、平野が思わず足を止め、見とれてしまうというシンプルなストーリー。前出のCMに比べると、平野の“イケメンさ”がストレートに表現されているCMだ。
「ジュレームは、2013年から松本潤がつとめていましたが、10年目の今年、平野紫耀にメインキャラクターを一新。同じくコーセーの別ブランドのキャラクターに松本を追いやったかたちです。相葉にしても、松本にしても長年ブランドイメージを構築してきたキャラクターを奪取したのは、平野紫耀のタレントイメージが2022年にピークを迎えたといえるでしょう」(前出・CMディレクター)
さまざまな商品において、強さを発揮する平野。今後の展望は。
「“非”ジャニーズになる平野にとって、同じ境遇の『新しい地図』のメンバー(香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎)の動向は参考になるでしょう。特に『新しい地図』の3人がメインキャラクターをつとめる『サントリー』は新鮮さをタレント起用に求めますから、平野の出演も十分に考えられます」(前出・広告代理店関係者)
テレビCMは難しくても、ウェブなどでもさまざまな企業が莫大な投資をしている。むしろジャニーズ事務所はウェブにはいまだ及び腰なところもあるので、そこにリーチできるという面もありそう。つまり、より身近に平野紫耀を感じられるチャンスかも知れない。