傍目にも根拠が薄いように見える平野のこうした記事が出たのは、「文春砲やガーシー砲の影響では」(同・芸能記者)という。
「週刊文春」(文藝春秋)は11月17日号(11月10日発売)で、〈キンプリ滝沢秀明を壊した ジュリー社長“冷血支配”〉とする記事を掲載。藤島ジュリー景子社長によるKing & Princeの冷遇などが伝えられ、同誌発売日にジャニーズ事務所が「事実と全く異なる虚偽の内容を多々含む記事であり、法的措置を検討しております」とのコメントを発表したことも話題になった。
ジャニーズ事務所側からの事実上の“威嚇”だが、「文春」は以降もジャニーズにとっては“不都合”な記事を掲載し続けている。そして9日発売の12月15日号では、ジャニー喜多川氏が亡くなり、ジュリー社長の代になってからKing & Princeの冷遇が始まったと改めて指摘。Snow Manら他のグループは海外でのステージの経験もあるが、King & Princeに限っては「海外公演ゼロ」であること、ジャニーズ伝統の舞台『DREAM BOYS』について、King & Princeの岸優太と神宮寺勇太が主演した年のものはDVD化されていないことなどを、その例として挙げている。
「さらに『文春』側が今月5日に、岸・神宮寺主演の『DREAM BOYS』や、今年行われたキンプリのドームツアーのDVD化についてジャニーズ事務所に質問すると、回答は控えるとしたものの、翌6日朝にドームツアーのBlu-ray・DVD発売が発表されたことで、ファンの事務所への疑念が高まることに。もっとも、ドームツアーのBD・DVDについてはかなり豪華な内容が予定されているので、もともと制作はされていたものの、キンプリの分裂劇を受けて発売元のユニバーサル側が発表タイミングを調整中だったところを、『文春』につつかれて公にした形ではないかと思われる」(同・芸能記者)
そしてここにきて、“暴露”の矛先をジャニーズに向け始めているガーシーこと東谷義和氏も、平野が事務所内でいかに冷遇を受けてきたかを語り、注目されている。
「平野はジャニーズ事務所にとって『やっと現れた新世代のスター』であるにもかかわらず、その割に仕事が少ないと指摘し、その背景に冷遇があったとコメント。その例として、平野への広告オファーは殺到していたが、事務所がなぜか返答を保留し、引き伸ばした上で“ジュリー派”の別のタレントではどうかと逆提案していると語り、平野の退所理由はジュリー社長との確執が最大の原因としている。『文春』もジュリー社長がすべての問題の根幹であるかのように報じており、事務所側も頭が痛いようだ。先の『女性自身』のような記事は、平野がわがままで退所を決め、国内に見切りをつけたというイメージをつけようとする“印象操作”の可能性もある」(同)
御用メディアと、文春&ガーシー砲の“情報戦”は今後も続きそうだ。そして振り回されるのはファンばかり……となるのだろうか。