この設定変更エピソードは航空学校編が始まるタイミングで掲載された公式インタビューでも話しているんですが、今回『あさイチ』で改めて説明したことで、『吉川さんが変えてくださって本当によかった』『教官、設定をアメリカンから武士に変えたの大正解すぎる』『大河内教官が吉川さんで本当によかった!』と称賛の声が続々と上がりました」(同)
一部にはこれにより「ちむどんどん化が防がれた」と吉川を称える声もあるが……一方で別の問題も指摘されている。
「第8週の最後は、舞や柏木らが大河内教官の指導方針に反発し、指導教官の変更を願い出ようとする展開に。これに視聴者からは『大河内教官は冷静で知的な指導者なのに、なんであんな反発するの?』『大河内教官のどこにも非があるように思えない』『理不尽な指導をしてるわけでもないのに、大河内教官を見返すとか替えてもらうとか意味がわからない』などといった疑問の声が続出したんです。しかし、元々の横柄で怒鳴りつけるようなキャラの大河内教官であれば、学生たちが反発するのも理解できます。そのため、大河内教官のキャラ変更に対して脚本が修正されていないから矛盾が起こっているのではと指摘する声も出ています」(同)
『あさイチ』の冒頭、MCの博多大吉から「教官替えることないのにな~!」と直前のドラマの感想を聞かされると、吉川は「いやでも、学生たちの立場に立つと、すごい(気持ちは)わかりますけどね。自分も若いとき、ああいうふうに思ってましたもん。のちのち感謝するけども、若いころは『ちくしょう、いじめやがって!』って思ってましたよ」とフォローを入れていた。劇中の大河内教官は生徒をいじめるような人物ではなく、演じる吉川も内心で矛盾を感じていそうだが……。航空学校編の内容については、今後も俳優たちからさまざまな“釈明”がありそうだ。