「第8週の2話目が放送された直後の更新で、出演俳優がこんなタイミングで擁護する文章を綴るあたり、現場もネットの反応を強く意識しているのでしょう。前期の『ちむどんどん』が叩かれまくりましたからね(苦笑)。とはいえドラマのテイストが急に変わったのを出演者が釈明しなければならないということ自体が問題のような気もします。それに、高橋さんが更新したタイミングではまだ序盤だったため様子見していた視聴者も、第10週ぐらいまでになるとさすがに疑問の声を口に出す人が増えていきましたね。第9週は『私らはチームや』がサブタイトルだったのに第10週では仲間の水島学生(佐野弘樹)が不合格になった理由が明かされなかったり、急にベタな恋愛要素が出てきたり……『段々私が知ってる舞ちゃんからかけ離れていく』『航空学校編に入ってから感情移入できない』『毎朝楽しみにしてたのに、航空学校編はいまひとつ』と不評の声が大きくなってきました」(同)

 こうした中、航空学校で舞や柏木(Snow Man・目黒連)ら学生を指導する大河内教官を演じる吉川晃司が12月9日、同局の『あさイチ』に出演。そこで驚きの事実を明かした。

「大河内教官は自衛隊出身の鬼教官という設定ですが、もともとオファーされた際は『もうちょっとワイルド』で『アメリカっぽい』設定の役柄だったと明かしています。“軽い”感じになった航空学校編に合った、もっとコメディ寄りのキャラだったのでは。しかし吉川さんは、言葉遣いも態度も丁寧なほうがより怖いのではなどと自ら提案し、今の『武士』のような人物像に。実際、もともとは学生に対し呼び捨てするような役だったそうですが、吉川さんが演じている大河内教官は必ず『●●学生』と呼び、指導する際も『よろしくお願いします』と頭を下げるんですよね。また、もとは怒鳴り散らすようなキャラだったそうですが、朝からそれもどうかと、声を荒げることなく注意・指導する今の方向性になったとか。『武士』の大河内教官は確かに厳しく、威圧感はありますが、熱を出した舞にアイスクリームを差し入れしたり、悩みを打ち明ける舞にしっかり向き合って助言する姿に、視聴者からはいい指導教官だとして、『大河内教官にしか共感できない』『大河内教官だけが航空学校編唯一の良心』『大河内教官、素敵過ぎ』など、とても評判です。