「作中で、判斗先生は那美に気があるようなアプローチを行っている。しかし、その伏線は回収されないままになっていました。また、ラストの描き方で、判斗が“二代目コトー”を継承している描写が出てくる。かなりの伏線を残したまま、映画は終わることになります。逆に言えば、判斗と那美を中心に続編を描くことが前提だと言われても、不思議ではない作り方になっているんです」(スポーツ紙記者)

 本作で好演技を見せた高橋と生田で続編を見たいシリーズのファンも多いはず。実現する可能性はあるのか? フジテレビ関係者がこっそりと明かしてくれた。

「『Dr.コトー診療所』に関しては、FNSの系列局からも続編を望む声が大きい。シニアにも人気が高く、ローカル局で再放送しても高視聴率が獲得できるからです。なので、高橋を主演で続編ドラマを作るというのは、系列局からしてもうれしい話。また、高橋でうまく続編を作れれば、ドラマだけでなくまた映画の制作もできる。フジテレビとしては、当たるかわからない新作ドラマを作るよりも、コトーの続編を調整したほうが得策なんですよ。実際は、来年秋頃の改編期を目処に、SPドラマを制作して反響をうかがうという話も出始めています」

 さらに、来年6月からは、キンプリが高橋と永瀬廉の2人体制になることも大きく関係してくるという。

「キンプリの継続は決定したものの、残る高橋と永瀬の活動については不透明な部分が大きい。まずは、2人ともに俳優業でしっかりと基盤を作る必要があります。特に高橋は、最近ではドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)や『ボーイフレンド降臨!』(同)に出演しているものの、ことさら演技の面が評価されたというわけではなかった。ジャニーズ事務所としても、コトーの続編となればプレッシャーは大きいものの、高橋の代表作になる可能性も高く、うれしいところでしょう」(スポーツ紙記者)

 『Dr.コトー診療所』の続編が高橋で決定となれば、ここ最近のキンプリをめぐる沈鬱としたムードも吹き飛んでいきそうだ。