「娘さんですが既にSNSの運営戦略などで助言しているなんて、いわれていますね。でも移り変わりの激しいエンタメ業界で、特にお客さんと同年代の若い女の子の感覚って絶対必要ですからね。家族であり、また内部の人だからいえる忖度なしの率直な意見って、サンプルとしてとても有意義だと思うんですよ。生まれた時から後継者なのは既定路線かもしれませんが、それもそれでやっぱり小さいころから奥底にプレッシャーもあっただろうし、英語はもちろんフランス語や中国語も勉強しているらしいから、大変でしょうね。メリーさんとジュリーさんが率いるジャニーズ恒例初詣には、“ジュリー派”と呼ばれるタレントがこぞって参加していましたが、ジュリーさんの横にピタッと娘も一緒に来ているのを見かけたことがありますよ。小さいころから側で内部の働き方や振舞い方なんかみていたら、自然とジャニーズ事務所という少し特殊な会社の経営感覚も育つでしょう」(同前・記者)

 こうした後継者育成の過程で、事務所の本来の路線と異なったSMAPの元マネージャー&現「新しい地図」の3人、そしてタッキー、キンプリないしジャニーズを去っていった人々には溝ができ、巣立つという決断に影響を及ぼしたのだろう。

 基盤を固めなければ負のループに入り、大量離脱も避けられないという見解もあるが……家族の手腕が今後試されるだろう。