クリエイターとの信頼関係
連綿と続く乃木坂メンバーの女優進出の歴史。田村真佑が出る『たぶんこれ銀河鉄道の夜』の脚本・演出は、劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠氏。同作は、ニッポン放送の人気深夜ラジオ番組『オールナイトニッポン』55周年を記念し、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をベースに舞台を構築する。
上田氏は2017年、『オールナイトニッポン』50周年記念公演『続・時をかける少女』を手がけており、当時乃木坂に在籍していた新内眞衣が出演している。
その2年後の2019年、上田氏はニッポン放送開局65周年記念公演として舞台『たけしの挑戦状 ビヨンド』を手がけており、そこには鈴木絢音が出演。さらに、2021年の舞台『夜は短し歩けよ乙女』では久保史緒里が出演している。
「2期生の新内、鈴木、3期生の久保に続き、今回の田村は4期生。このように期をまたいで間断なく起用され続けることができるのも、グループの強みかもしれません。もちろんそこは両者の信頼関係があってこそですが、次にキャスティングされる後輩は、先輩からそのクリエイターの特性について聞き出すことができます。ちなみに、筒井が出演しているドラマ『真相は耳の中』の原案・企画・プロデュースを手がける畑中翔太は、与田祐希が地上波連続ドラマ初主演を果たした『量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-』(テレビ東京系)も担当していました」(同)