全員から「熱いよ!」と心配され、全力で「熱―い!」と叫ぶ、裏切らない猫舌丸。中丸の熱がるリアクションを、スタジオ全員が待っていた感さえある。勝俣州和は無責任に「いいぞー!」と喝采を上げているし。
さらに、中丸のリアクションは「熱い~!!」から「うまっ!!」まで1セットになっている点が新境地だ。「熱い!」から「うまい!」へ行く流れの間に、確実にレールが敷かれている。
でも、あんなに熱かったら味なんてわからないはずである。おいしさがまったく伝わってこないので、視聴者からすると「羨ましい」という感情より、ただ罰ゲームを見ている感覚に近い。絶対、中丸の口の中はでろでろになっていたはずだ。歌手なのに、喉や口腔内がやけどしたらどうするのだろう? アツアツ料理を一瞬で冷ますスキルを、サンタさんから是非ともプレゼントされてほしい。
あと、「なかまる印」が生中継という点も、彼の猫舌に追い込みをかけている。すごく熱いのに、時間がないので頑張って口に放り込んでしまうリポーター・中丸。彼が闘っているのは熱さだけでなく、生放送の時間尺でもあるのだ。