投資会社「サンシャインファンド」の社長である大陽を演じきった竜星は、本作でもおなじみのセットでのシーンを終え、スタッフから「三星大陽役、竜星涼さんオールアップです!」というかけ声とともに、現場からは大きな拍手が沸き起こった。スタッフが花束と一緒に原作者・福田氏からのプレゼントである“大陽の書き下ろしイラスト”を渡すと、竜星は「うれしい! (イラストを見ながら)僕と似てますか?(笑)」とジョーク交じりにツッコミを入れると、周囲は笑いに包まれた。約4カ月にわたる撮影を終えた竜星は、「終わっちゃいましたね。本当に皆さん、お疲れさまでした」と寂しげな様子を見せた。

 そして、「僕は高校生の時に俳優デビューして、その時のドラマがフジテレビ(2010年放送『素直になれなくて』)でした。そこから12年ぶりに、こうしてフジテレビのドラマで主演として戻って来られて、すごく感慨深い気持ちでいっぱいです」と率直な心境を明かした。

 また、今までの撮影を振り返り、「いろいろとハードな撮影もあり大変でしたが、最後まで撮影できたのは、この作品に集まってくださった俳優さんやスタッフの皆さんのおかげです。僕は皆さんがいたから、“座長”として走り切れたな、と思っています。すごく感謝しております。そして、撮影が進むにつれ、大陽の言葉に僕自身、心を動かされました。より人と人のつながりの大切さを感じることができました。また、皆さんとご一緒できることを楽しみにしております。本当にありがとうございました」と熱い思いを伝えていた。