国会議員となった亨を陥れるために怪文書をばらまいた犯人は、私設秘書の蛯沢眞人(杉野遥亮)だった。その動機が、亡くなった兄の陳情を、亨が取り合わなかったことだと察した第二秘書の蛍原梨恵(小野花梨)は、眞人に当時の状況を説明。しかし、眞人は納得するどころか、秘書として尊敬できる先輩であり、ひそかに思いを寄せる梨恵が、真実を知りながら亨をかばっていたことにショックを受け、もう誰も信じられないと、ある場所へ向かう。

 一方、副大臣のポストを逃したことで、鷹野聡史(小澤征悦)と決裂した亨は、総理官邸に呼び出される。内閣総理大臣・竜崎始(高橋克典)によると、すっかり欲深くなった鷹野が現在のポストに飽き足らず、さらなる権力を手にしようと竜崎の周辺をかぎまわっているという。竜崎から、鷹野を黙らせるためのスキャンダルをつかめと命じられた亨は、今後のためにもなんとか総理に恩を売ろうと、早速、梨恵に鷹野の身辺を探るよう指示。すると梨恵は、やりきれない表情で、ある人物に相談を持ちかける。