15万円以下――フェリシモ「女子の心をくすぐる福袋」

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フェリシモ <3396> といえば、オフィスに毎月1回品物が届く「通信販売」のモデルを作ったパイオニアともいうべき存在のため、ファンも多いことでしょう。

2018年8月からは、長期保有する株主の優遇制度を打ち出しました。株主優待は、100株以上保有の場合に自社商品がもらえます。1年未満の保有で1,000円相当、1年以上10年未満の保有で3,000円相当、10年以上の保有で8,000円相当です。フェリシモファンにはたまらない福袋ともいえます。

さらに、2018年2月より無配当から1株5円に配当を復活し、長期保有への期待も高まります。利回りは保有年数によりますが、1年保有の場合で計算してみましょう。100株を13万7,600円で購入すると、3,000円の自社商品と500円の配当で、利回りは2.5%です。

15万円以下――クリエイト・レストランツ・ホールディングス「日比谷・丸の内・表参道での利用がうれしい」

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レストラン事業を手がけるクリエイト・レストランツ・ホールディングス <3387> の株主優待は、100株保有でグループ店舗を利用できる3,000円の食事券を年2回もらえます。

2018年3月にオープンした東京ミッドタウン日比谷では、オイスターバーから老舗ベトナム料理店まで、8店舗で利用できます。そのほか、丸の内や表参道など、1人ランチで気軽に利用できそうなお店もあります。

2018年の年間配当金(予定)は10円ですので、100株を14万1,800円で購入すると、利回りは4.9%です。

  • 権利確定日:2月末日・8月末日
  • 株価:1,418円
  • 必要額:14万1,800円(1,418円×100株)以上
  • 株主優待情報ページ

18万円以下――J.フロント リテイリング「デパ地下の食料品も10%オフ!」

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J.フロント リテイリング <3086> は、大丸と松坂屋の持ち株会社であり、グループにはパルコやGINZA SIXも名を連ねています。

株主優待は100株以上で、大丸・松坂屋お買い物ご優待カード(10%割引・保有株数と保有期間により利用限度額あり)とパルコお買い物ご優待券(現金2,000円ごとに100円オフ)をもらえるほか、各店で開催する有料文化催事への入場が無料になります。

100株を17万3,200円で購入した場合、2017年の年間配当は28円ですので、株主優待を除く利回りは1.6%です。

株主優待の10%割引をどれだけ利用するかで、保有メリットが分かれます。とはいえ、デパ地下の食料品が2017年6月1日から優待割引の対象となったことや、お中元・お歳暮やお正月のおせちの購入など、有効利用できる場面は多いのではないでしょうか。