『ダリエン・ルート “死のジャングル”に向かう子どもたち』

『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』三浦透子ら著名人のコメント到着
(画像=『ぴあエンタメ情報』より引用)

■前嶋和弘(上智大学教授)
こんな渾身のドキュメンタリー、みたことがない。
陸路でアメリカを目指すハイチの家族に記者とカメラが命がけで密着。
ともに川を超え、ジャングルを突き進む。その行路を牛耳るギャングのボスにも丁寧に話を聞く。
汗、泥、ほこり、湿気まみれの空気。それが混ざり合った匂い――。
観るものが現場を追体験できるのは、徹底した移民目線だからだ。
その視線の奥にあるのは、日本人という第三者の優しいまなざしだ。
苦難を乗り越える原動力である夢(アメリカンドリーム)は、子どもたちの笑顔と重なる。

■長有紀枝(立教大学教授、難民を助ける会(AAR)会長)
統計や数字でしかなかった遠い国の難民問題が、大切な友人や家族のものがたりになる。
数字の羅列がヒューマンストーリーとして立ち上がる。
なぜ、命をかけるのか。なぜ危険な旅にでるのか。その答えがここにある。
同時に命をかけた大脱出ができるのは体力のある若者・健康な家族というのも現実。
お年寄りや障害者は動くこともできない裏の現実を考えさせる映画でもある。

※順不同、敬称略

<イベント情報>
『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』

3月17日(金)〜30日(木) 東京・ヒューマントラストシネマ渋谷
3月24日(金)〜4月6日(木) 大阪・シネ・リーブル梅田
3月24日(金)〜4月6日(木) 愛知・伏見ミリオン座
4月15日(土)〜21日(金) 北海道・シアターキノ


提供元・ぴあエンタメ情報

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