本日3月17日より開催中の『TBSドキュメンタリー映画祭 2023』より、三浦透子ら著名人のコメントが到着した。
今年で3回目となる本イベントは、ドキュメンタリー番組を放送し続けてきたTBSが実施する映画祭で、東京を皮切りに大阪、名古屋と場所を移した後、初となる札幌でも開催。アンバサダーは映画コメンテーターのLiLiCoが務める。
併せて、ぴあではTBSが良質のドキュメンタリー映画の発信地となるべく立ち上げた新ブランド「TBS DOCS」(TBSドキュメンタリーフィルムズの略称)を特集。社会派からエンタメ色が濃いものまでバラエティ豊かな15作品を紹介している。
<著名人 コメント>
『通信簿の少女を探して 〜小さな引き揚げ者 戦後77年あなたは今〜』
■三浦透子(俳優)
一枚の通信簿との偶然の出会いの先に何が在るのか。
何も無いかもしれない、何の確信もない中、そこにある物語を信じて追い続けたディレクターの匂坂さんの思いに強く感銘を受けました。
改めて、この作品に参加させていただけたことをとても嬉しく思います。
TBSドキュメンタリー映画祭を通して、より多くの方に観ていただきたいです。
■角田光代(小説家)
通信簿の持ち主をさがす旅は、悲惨な戦争の疵痕へとたどり着く。
しかし何より私が胸張り裂ける思いになったのは、満州からの引き揚げ者が差別されていたという事実だ。
こんなにも困難な時代にも、人は差別をするのかと衝撃を受けた。
そして同時に、そんなことには負けず、破天荒なほど自分自身であり続けた通信簿の持ち主に、人の持ち得る強さを見せてもらった気がした。
『魂の殺人 〜家庭内・父からの性虐待〜』
■東小雪(公認心理師 / LGBTアクティビスト)
これまでタブーとされてきた実父からの性虐待を、顔と名前を出して語り出した当事者たち。
「恥」を加害者に返す。
その当事者の力。
自らの生きる力を取り戻そうとする人たちの力強い姿が、映像でやっと見られた。