ジェイクジェイク

多くの子供たちが大好きな「犬」。外出先で遭遇した犬を思わずなでてみたくなる子もいるだろう。そんな中、ある母親が「その犬はなでちゃダメ!」と娘に注意する動画がバズっている。

犬ジェイクとの日常をTikTokに投稿している女性(@jakethes.d)は、外出先で出会った親子と会話する動画を投稿。ジェイクを見かけた母親が「介助犬です。なでないでください、と書いてあるわ」と娘に話すと、娘は「この犬は何をする犬なの?」と質問。母親は実際にどういう介助をするかは分からなかったようで、「この犬が何をするかは分からない」と答えている。

これに飼い主の女性は、「彼は、医療や心臓発作の介助犬なの」と説明。すると母親は、娘に介助犬の役割をより理解させるため、「彼は心臓に問題を抱えている人を感知することができるの。彼らが安全な場所に移動する必要があることを軽く押して知らせてあげるのよ」と話すと、娘もようやく理解できたのか「あー!」と声を出している。そんな娘に母親は「そう、犬ってすごいよね?彼の勤務中は、私たちは彼の気を逸らすことができないの」と、介助犬の重要性を説いたのであった。

また、ジェイクの飼い主は、別の外出先で出会った親子との動画も投稿。小さな女の子が「彼の名前は何?」とおもむろに尋ねると、「介助犬よ。なでないで」と娘に声をかける母親の音声が収められている。

介助犬に興味津々の女の子に母親は「彼は医療補助犬なの。パパが仕事をするための犬を飼っているように、彼も働く犬なの。だから彼に触ることはできないのよ。わかった?」と発言。どうやら、この女性の夫は警察官だそうで、警察犬と同様にジェイクも働く犬であることを娘に丁寧に説明している。

これらの動画を見たユーザーたちは、「このお母さんこそ、私たちがなるべき人」「このことを若い子供たちに教えることはとても重要なこと!」「もっと教える必要があるね。大人でさえ知らない人もいるし!」「教えられる瞬間を完ぺきに対処した」など、母親の言動を絶賛する声が相次いでいる。

障害を持つアメリカ人法(ADA)によると、「介助犬」は、身体的、感覚的、精神的、知的などの障がいを持つ個人の利益のために、仕事やタスクを実行するよう個別に訓練を受けた犬のことを指す。

介助犬は、障がい者をサポートするという重要な任務があるため、集中力が必要とされている。そのため、一般市民がなでたり、話しかけたり、目を合わせたりすると、介助犬の気が散ってしまい、障がい者の安全を危険にさらす可能性が出てきてしまうという。