ポットホールとは、ひび割れに雪解け水などが染み込むことで、アスファルトの混合物層が砕け、バラバラなって飛散することで生じる穴のことを指す。ポットホールにはまると、走行中の車のタイヤがパンクするなど交通事故につながるおそれがある。特に車を走らせることを仕事とする北海道のタクシー事業者、運送事業者にとって、ポットホールは慢性的な悩みの種となっている。
ちなみに米国では、高速道路での死因第3位がホットポールであり、その補修には毎年30億ドルが支出されているとされる資料もある。一方、英国ではホットポールによる交通事故が毎年多発していることから、1月15日を「ナショナル・ポットホール・デー」に定め啓蒙活動まで展開している。
北海道の各道路は北海道開発局や北海道建設局、自治体がそれぞれ管理しているが、今年は雪解けが早かったこともあり修繕作業が急ピッチで進められている。それでも、タイヤパンクなどのトラブル件数は前年同時期(3月上旬時点)と比較して1.6倍に増加している模様だ。
「道がデコボコになること自体はもちろん怖いんですけど、穴を避けようとして車が蛇行運転するのも怖いんですよ」(女性・30代・主婦)
「道民は運転がもともと荒いし、雪解けになると皆うれしくてスピードも飛ばしがち。この時期は交通事故に特に気をつけています」(男性・40代・タクシー運転手)
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