「花は思ったことは口に出さず、表情に出てしまう子。怒っている時でも表情のみで怒っていることを伝えなきゃならなかったので、難しかったです。特に、お父さん(原田)と弟の嵐(齋藤潤)とのシーンは2人のやりとりがとても面白かったので、笑わないように苦労しました。私と花とでは怒りを感じる部分が違ったので、台本を読むだけでは花のどこに怒りの沸点があったのか分からず、気になった場所は細かく監督やプロデューサーさんに相談しながら、花の心情を理解して演じるよう心掛けました」

――お父さん役の原田さんとの共演はいかがでしたか?

「原田さんは本当に優しく穏やかな方で、いつも現場の雰囲気を明るくしていただきました。私自身も最初は緊張で固まってしまっていたんですけど、撮影の合間などに積極的に話しかけてくださって、どんどん緊張を和らげてくださって、撮影に挑むことができました。お芝居中も周りを気にかけていただいて、リハーサルの時も『これで大丈夫だった?』など声をかけてくださったので、本当に今回一緒に出演することができてうれしかったです」