一条は、完璧なルックスで人柄もよく、そつなく何でもこなす、“ザ・ハイスペック男子”。そんな非の打ち所がない一条だが、唯一のストレス解消法は、夜、自宅マンションで1人、すべてを脱ぎ捨て生まれたままの姿でご飯を食べることだ。他人から見れば突拍子もないこの「変わった癖」を持っていることは、当然ながら、周囲の誰にもバレないよう、ひた隠しにしてきた。しかし、ある日、この秘密の癖を目撃されてしまうという、最悪の出会いをしたことから運命の歯車が回り出す。

 ゆうたろうが演じるのは、一条の故郷で青果店を営む三木真尋。真尋は、一条が周囲の誰にもバレないようひた隠しにしてきた秘密の癖を、偶然にも目撃する。史上最高に恥ずかしい出会いをするが、一条が亡き祖母の残したレシピノートを見つけたことをきっかけに、毎週末、料理の手ほどきをすることに。だが、真尋には何やら秘密がありそうで…。一方、一条は、自分にうそのない真尋の生き方や言葉に触れるうち、今まで抱いたことのない感情が芽生えていく。