長井は、同じく強行犯係の“毒舌刑事”の岸本凛役を務める。最初は紅一点の存在で何げにチヤホヤされていたが、奈々美の着任後、分かりやすく周囲からの扱いが雑になってしまった。そんな不満も相まって、毒舌で一見ヤル気がなさそうに見えるが、実は面倒見がよく頼れる刑事だ。

 「実は今回、私は主演の桐谷健太さんをはじめ、刑事チームのほとんどの方と初共演なんです。だから、撮影に向けてすごく緊張してしまって、1月期に『星降る夜に』(同系)で共演した吉高由里子さんに相談したんですよ。そうしたら、吉高さんに『桐谷さんが主演なら大丈夫だよ! すごく明るくて楽しい人だから』と言っていただけたので、心が軽くなって、ますます桐谷さんたちとの共演が楽しみになりました」と明かす長井。役どころに関しては「私が演じる凛は無理をしなくなった、正直な人。もう少し若い頃は周りに良く思われたくて、正直になれなかったりしたかもしれないけど、現在30歳の凛からは、20代後半に訪れる幸福感の低迷期“クォーターライフ・クライシス”を乗り越えた強さを感じて、私自身もすごく憧れるキャラクターです。そんな凛を含め、このドラマでは性格も立場も年代も異なる大人たちが、なんだか子どもと同じようなことで揉めたり、悩んだりします。自分と違う世代に対する親近感を覚えたり、今の自分と似たキャラクターを見つけて共感できたりもするドラマだと思うので、ぜひ楽しんでいただきたいです」と見どころをアピール。