両紙の報道によると、大きく問題視されているのはソウルの首都を「パク」と答えたこと。韓国を揶揄する意味だけでなく、一部では「日本語で『偽物』を意味するパクリという言葉を表現したものではないか」という解釈まで出ているという。もうひとつ、平野が来韓と来日を言い間違えたことについても強い批判があり、記事では「韓国が日本の植民地だったことを示すために、このような表現を使ったのではないかという指摘が出ている」「韓国を日本の植民地とみなす『植民史観』に端を発する表現で、右翼集団が使用することが多い」といった穏やかでない言葉が並んでいる。

 同様の報道は、Twitterフォロワー数600万を超える、主にK-POP関連のニュースを伝えるアメリカのウェブメディア「allkpop」でも英語に翻訳されて伝えられており、平野への批判の声がネットを通じて世界的に拡大しつつある。

 こうした批判に対して、日本のファンからは「平野くんはいつも天然だし、どう考えても差別的意図なんてないのに」「これは平野くんの通常運転なんです!」「平野くんは遠回しな揶揄なんてできません。カタカナの『ヨ』が分からなくて『E』って書いちゃう子だから……」といった擁護の声が続出。その一方で「韓国のアイドルが日本で同じこと言ったらいい気持ちはしない」「世界進出したいなら外国の文化に関心と敬意を持たないと」「いくら天然でも、さすがに常識なさすぎて擁護できない」といった意見もあり、賛否両論となっている。