後日、「週刊新時代」の記者・熊谷由貴(宮澤エマ)が鷲津の留守中に事務所へやって来て、鷲津に頼まれたあるものを置いて帰る。権力を使って記事をつぶされて以来、由貴は鷲津への信頼を失っていたが、ある思いから協力する気になったらしい。しかしそれは、ある人物の差し金で…。

 鶴巻の不正を暴くことに躍起になる亨は、次第に代議士としての本来の職務をおろそかにするように。政策秘書・貝沼永太(坂口涼太郎)は愚痴をこぼす。第二秘書の蛍原梨恵(小野花梨)や私設秘書の蛯沢眞人(杉野遥亮)もまた、怪文書の一件で、誰が事務所の内情をもらしたのか疑心暗鬼になっていた。そして、そんな中、亨の妻・可南子(井川遥)も、多忙を理由に家庭を顧みず、人が変わったかのような夫に複雑な思いを抱く。