別府タワー
街と湯けむり、海と山。ぐるりと見渡す大展望
タワーの全長は100m、17階の展望台は高さ55m。足元の街並みから遠くの山々まで一望できる
1957年（昭和32年）に完成した観光塔です。東京タワーや通天閣を手掛けた内藤多仲（たちゅう）が設計。2023年1月に大規模リニューアルを終え、竣工時と同じ高さ100mに復元されました。
展望台は、360°ぐるりと別府の景色を堪能できます。別府湾のパノラマ、国東半島や大分市の工場群、四国まで見えることも。陸側には鶴見岳や扇山を中心とした扇状地の風景が広がります。雨天・曇天でも街の景色は見応えがあり、雨上がりは空気が澄んで遠くまで見渡せることも多いそうです。
雨降りの日には有名人のアートを鑑賞
展示作品は300点以上。芸能人の肉筆画から、芸術家のリトグラフまで幅広い作品を楽しめる
タワーは季節ごとやイベントごとにライトアップされ、夜間の観光スポットとしても人気です。天候次第で入場できる5階の「キタハマデッキ」は人工芝が敷き詰められ、光るイスや音の出る床などが設置されています。階段を上った中間展望デッキは床の鉄骨組みの間から下の道路が見え、スリル満点です。
雨の日には、2階にあり有名人の作品を鑑賞できる「別府アートミュージアム」にも足を運んでみましょう。怪獣映画に使用された53分の1スケールの別府タワーのミニチュアも展示されています。
16階の展望台には電源付きのカウンターテーブルがあり、Wi-Fiも使用可能。海を眺めながらリモートワークもできますよ。
別府タワー
- https://www.bepputower.co.jp/
- 住所 大分県別府市北浜3-10-2MAP
- アクセス JR別府駅から車で約3分
- バスアクセス JR別府駅からバス乗車、「別府タワー前」下車すぐ
- 営業時間 9:30〜21:30（最終入館21:00）
- 定休日 無休 ※臨時休業あり。ホームページをご確認ください
- 入場料
A：17階・16階海と山と湯のまち展望台：大人800円、中学・高校生600円、4歳～小学生400円
B：2階別府アートミュージアム：大人700円、中学・高校生500円、4歳～小学生300円
A＋Bセット：大人1,000円、中学・高校生800円、4歳～小学生600円 - 5階キタハマデッキ：200円 ※3歳以下無料
- TEL 0977-26-1555
- 駐車場 2時間無料 ※キタハマデッキのみ利用の場合を除く
- 別府アートミュージアム 最終入館16:30
地獄温泉ミュージアム
雨粒が温泉へと変わる様子を追体験
幻想的な演出が随所にあり、フォトジェニックなスポットも多数
50年前に降り注いだ雨粒が地面にしみこみ、温泉となり今湧き出している――そんな壮大な物語を体感しながら学べるミュージアムです。「海地獄」「鬼山地獄」「白池地獄」「鬼石坊主地獄」「かまど地獄」5つの地獄に隣接した立地。ここで知識を蓄えてから地獄めぐりをすれば、さらに深く温泉や地獄を楽しめそうです。
館内の中庭では勢いよく蒸気が噴き上がり、すぐそばまで近づくことができます。地獄や温泉の威力を間近に感じられる仕掛けが盛りだくさんです。
シーンごとに変わるテーマと仕掛けを楽しみながら学ぶ
ポストカードにスタンプを押していくSCENE2。隠れキャラのスタンプを探すのも楽しい
館内は4つのSCENE（シーン）に分かれています。空から落ちてきた雨粒の気分になって、温泉の旅のはじまりを体感するSCENE1。幻想的にゆらめく迷路のような場所を歩きながらスタンプを集めるSCENE2を過ぎ、SCENE3に入ると、地上に湧出した温泉の様子を体感できるシアターになっています。最後のSCENE4では、文化やアートなどテーマに沿った企画展示が行われています。
至るところに遊び心と仕掛けがあり、楽しい驚きや美しい光にあふれた空間。温泉や地獄への知識と理解が深まります。
併設されている「50CAFÉ」もおすすめ。湯けむりを眺めながら、こだわり豆のコーヒーや、ジューシーな無添加ソーセージをいただけます。
地獄温泉ミュージアム
- https://jigoku-museum.com/
- 住所 大分県別府市鉄輪321-1MAP
- アクセス JR別府駅から車で約15分
- バスアクセス JR別府駅西口からバス乗車、「鉄輪」下車徒歩約2分
- 営業時間 9:00～18:00（最終入場17:30）
- 定休日 不定休（年間4日程度）
- 入場料 大人1,500円、小・中学生1,000円
- TEL 0977-84-7858
- 駐車場 なし ※近隣の地獄めぐり駐車場（鬼山地獄、かまど地獄、海地獄）をご利用ください。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
記事公開：2023/03/08
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