ホン打ちとは、監督、脚本家、プロデューサーら裏方が数カ月、場合によっては年単位で打ち合わせを重ね、台本を決めていくプロセス。しかし、今回は普段ホン打ちには参加しない俳優たちが、たった45分という制限時間の中で打ち合わせを行い、直後に目の前のセットに移動してすぐに演技を行う。俳優へのプレッシャーが大きいことが明らかな企画に、バカリズムからは俳優に対して「よく引き受けましたね!」という驚きの声も上がった。
なお、3夜それぞれの俳優ゲストには、これまで田中と共演し、関係性が深い俳優が登場する。オープニングでは「日が近くなるほど何も思いつかなくなった」「田中圭じゃなかったら断ってた」といった発言が出るほど、ゲストたちも緊張した面持ち。「ホン打ち」中も、事前に考えてきた案を出し合ったり、無言の時間が流れたり、「時間が足りない!」と焦る様子など、普段は見せたくない俳優の姿が垣間見える。
しかし、ホン打ちの時間が終わり本番になった途端、それまで不安そうだった俳優たちは、表情ががらりと変わる。そして、本番の一発撮りを終えると、スタジオから盛大な拍手が巻き起こる場面も。3人とも同じ台本でありながら、三者三様の全く異なる展開になるのも見どころとなる。打ち合わせで作った台本を基に、その場で演じるライブ感も楽しめる。