──初めて生で見るお笑いが、蛙亭ってすごい衝撃でしょうね。

イワクラ:逆に、テレビのイメージとネタが違うみたいなマイナスもありえます。たまに気持ち悪いネタやると、普段からネタやってる劇場なのに、今でも「ヒーッ!」って悲鳴があがるんで。初めての方はそこだけちょっと覚悟してほしいです。中野さんが相当気持ち悪いので(笑)。

中野:僕はもう悲鳴も折り込み済みなので、快感というか、気持ちいいです。正直、想定内なので「キタキタ」って思ってます。悲鳴も笑いも、大きく感情を動かせてるという意味では同じだと思うので。なので、おおいに笑って、叫んでもらいたいです。

──次の『キングオブコント』に向けては、何か策は練られていますか?

イワクラ:策ではないですけど、中野さんがもっと早めに頑張りだしてくれたら、勝てるかもなと思います。おととし決勝行ったときは、準決勝の直前で中野さんが張り切りだして。そのおかげで、決勝でけっこう助かったんです。だからもう少しだけ早く、一緒にやる姿勢を見せてもらいたい。

中野:今年はもうちょっと早くこの山を動かしてほしいですね。

イワクラ:なんでその態度なの。お前のコンビでもあるんだよ。こんな感じでムカつくんですけど……でも、本当に助かるんです。私はネタ作り担当って言っても、最初の設定を考えるだけなので、中野さんが「こういう流れにしてみたら?」って提案してくれるのが、すごくありがたい。それは私がネタを出した瞬間に言ってくれよとは思うんですけど。