原作は、TBSでドラマ化され、西島も出演した『メゾン・ド・ポリス』などの加藤実秋氏の同名小説。脚本は、大ヒットした実写映画『東京リベンジャーズ』や、西島主演の『仮面ライダーBLACK SUN』(Amazon Prime Video)などを手がけた髙橋泉氏が担当。演出は『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズなどで知られる木村ひさし監督が務める。主題歌は山下達郎。加えてキャスト陣にはメインの3人のほかに斎藤工、柳葉敏郎、片岡愛之助、石田ひかり、福士誠治、優香、野波麻帆など。西島にとってテレビ朝日の連続ドラマ初主演作となるが、そうそうたる顔ぶれが集結した意欲作だ。

 初回2ケタ発進ということもあり、しっかりと“結果”を出した形だが……視聴者からの評判はいまひとつのようだ。

「“アウトサイダー”3人がメインという設定や、木村ひさし監督の演出、『メゾン・ド・ポリス』の作者が原作といった要素を把握していれば、コメディ色の強い作品であることは事前に想像がつきますが、多くは“西島秀俊と濱田岳の刑事モノ”という印象に留まり、シリアスなハードボイルド作品を想定していたようです。そのため、『ノリが深夜ドラマっぽい』『CMがけっこういかつかったから、もっとシリアスなドラマだと思ってた』『コメディ部分が要らない』など、思っていたのと違うという声が多く上がっています。特に予告映像やポスタービジュアルのクールなイメージと、実際の内容とで落差が大きかったという感想が目立ちますね」(テレビ誌記者)

 特に、木村監督らしく小ボケが連発されるドラマ全体の“ノリ”に賛否あるようだ。