「ベストセラー小説を実写化した『教場』は、木村がグレーヘアーに臨むなど新境地を見せたことも評判を呼び、過去2回のスペシャルドラマ版はいずれも好成績を収めた。しかし、フジの月9枠は、現在放送中の北川景子主演『女神[テミス]の教室~リーガル青春白書~』が絶不調。世帯平均視聴率は初回の10.5%から、第4話・最新の第5話と続けて6%台を叩き出しており、月9ドラマとしては今のところ全話平均で今世紀ワースト4位という低空飛行状態で、見逃し配信も振るってないようだ。そのため『風間公親』への悪影響が心配されている。しかもこの連ドラ版は、スペシャルドラマ版の前日譚となっているため、スペシャルドラマ版を視聴していない人にとってハードルが高くなるという問題も抱えている。フジ側は、豪華ゲストの投入でそうした問題を払拭する構えのようだが……」(芸能記者)
そのため、月9復帰に弾みをつけるためにも、ますます『レジェンド&バタフライ』を大ヒットが望まれているようだ。さらに、ジャニーズ側には興行収入以上の“目標”もあるという。
「東野圭吾のベストセラー小説を実写映画化した『マスカレードホテル』と『マスカレードナイト』のシリーズはそれぞれ46.4億円、38.1億円の大ヒットとなり、“俳優・木村拓哉”にとって新たな代表作となった。しかし、『レジェバタ』もそうだが、木村は演技面での評価はあまり得られておらず、映画での受賞歴は、『武士の一分』のときにスポーツ紙系の主演男優賞、『無限の住人』のときに日本映画批評家大賞の主演男優賞(2017年)、そして『マスカレードナイト』で昨年、第46回報知映画賞の主演男優賞を手にした程度。木村にとっても思い入れの強い信長役で、今度こそ映画賞を総なめにしたいというのが“最終目標”となっているようだ」(同)
日本アカデミー賞とも縁のない木村だが、『武士の一分』のときは賞レースには参加しないというジャニーズ事務所側の意向で、優秀主演男優賞を辞退。『マスカレードナイト』でも優秀主演男優賞の打診が来たものの、“最優秀賞が取れることが確約されないのなら”とやはり辞退したと一部で報じられている。はたして『レジェンド&バタフライ』の演技で念願の日本アカデミー賞 最優秀男優賞を手にすることはできるだろうか。